透明な紙に電気を流す方法
透明な紙の使い方の一つとして、電子デバイスを考えています。電子デバイスに使用するためには、紙は「透明」であるとともに、「電気が流れる」必要があります。そこで、「電気の流れる透明な紙」を開発しました。
【電気の流れる透明な紙の作り方 for Experts】
銀ナノワイヤやカーボンナノチューブを抄紙塗布することで、電気の流れる透明な紙を作製しました。
この成果は、NPG Asia Materialsのホームページにて特集記事が掲載されています。
http://www.natureasia.com/ja-jp/aj/am/highlights/52669
【電気の流れる透明な紙の作り方 for Beginners】
詳細は、JSTサイエンスチャンネル サイエンスニュース2014「紙とインクでつくる新しい電子デバイス」をご覧下さい。
http://sc-smn.jst.go.jp/M140001/detail/M140001004.html
下記の写真は、CNインターボイス様に撮影して頂いたものです。
1. 木片(左)からパルプ繊維(中)をつくり、そして、セルロースナノファイバー(右)をつくります。
2. セルロースナノファイバーの液を乾かすと、透明な紙ができます。
3. 透明な紙は丈夫なので、引っ張っても破れません。
3. 透明な紙は、このようにセルロースナノファイバーがびっしり詰まっています。
4. 透明な紙へ、銀ナノワイヤー(黒棒)を塗布すると。。
5. このように、透明性を保ったまま電気の流れる紙になります。
© Department of Functionalized Natural Materials ISIR, Osaka University